士業の仕事を知っておこう

2018年 07月12日

士業の仕事は、一般の人からは具体的に分かりにくいです。
それぞれの仕事の内容について、確認してみましょう。

税理士

税理士は、個人や中小企業の「税金」にまつわるさまざまなサポートを行います。
具体的には、所得税、法人税、相続税、贈与税、消費税といった多様な税金の納税義務があり、こうした税金が円滑に納められるように人々を助けるのが税理士の役目です。
税金に関連する法律は非常に複雑であるため、税理士は「税金のプロフェッショナル」として依頼者のニーズに応えていきます。

会計士

会計士は、監査業務、会計業務、コンサルティング業務、税理士として行う税務業務を行います。
特に監査業務は、社会的に大変責任ある仕事で、会計士の独占業務となっていて、公認会計士の集団である監査法人の一員として監査業務を行っています。

社労士

社労士は、労働社会保険手続業務、労務管理の相談業務、年金相談業務を行います。
特に法改正の多い労働社会保険の諸手続きについて、専門家である社労士が適切に処理することにより、企業の負担を軽減することができます。

弁護士

弁護士は、依頼人の法律トラブルを解決する手助けをします。
法律に関するトラブルの相談を受けて、法的手続きが必要な場合は依頼人の代理を務めます。

司法書士

司法書士は、個人や企業などの依頼により、法律に関する書類作成や法律上の手続きを代行する仕事です。
司法書士の最も重要な業務は登記です。
具体的には、土地や建物などの不動産登記、会社の登記は法人登記といいます。
登記は、司法書士の資格がある人でないと業務にすることはできません。登記業務以外には裁判事務などの業務もあります。

行政書士

役所関係に提出する書類を代理人として作成がするのが行政書士の主な仕事です。
役所に「許可」や「認可」を認めてもらうための書類は、専門知識が必要なものが多いので、専門知識を持った行政書士が依頼を受けて書類を作成して提出します。風俗業・建設業の営業許可の申請種類の作成が身近な業務になります。

弁理士

弁理士は、「特許」「実用新案」「意匠」「商標」といった知的財産のスペシャリストであり、それに関する法律や専門知識を生かして仕事をする人のことをいいます。

まとめ

士業は専門的な知識を持ったスペシャリストですが、それぞれの士業は業務の範囲が異なるので、注意が必要です。
よって、士業に仕事を依頼する場合は、自分の依頼したい仕事の内容を整理しておく必要があります。
最近では、ワンストップサービスとして、それぞれの士業が存在する合同事務所の形をとっている事務所も増えています。

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