2020年 09月25日
エイジフレンドリー補助金は、高齢者が安心して安全に働くことができるよう、職場環境改善等の安全衛生対策に補助を行うため創設されました。対象となるのは、高年齢労働者(60歳以上)を常時1名以上雇用している中小企業で、労働保険及び社会保険に加入していることなどの要件があります。
費用補助の対象となる対策は、
①身体機能の低下を補う設備・装置の導入
②働く高齢者の健康や体力の状況の把握等
③安全衛生教育
④その他、働く高齢者のための職場環境の改善対策
などがあげられます。
また、社会福祉施設、医療保険業、旅館業や飲食店等の接客サービス業等、利用者と密に接する可能性が高い業種においては、新型コロナウィルス感染防止のための設備作業の改善が大切です。利用者や同僚との接触を減らす対策や対人業務を簡素化できる設備・作業改善も、補助金の対象として想定されています。
具体的には、介護におけるリフト、スライディングシートの導入により、抱え上げ作業を抑制することや、客室への荷物配送・配膳等の自動搬送機器の導入などがあげられます。
補助金額は、高年齢労働者のための職場環境改善に要した経費の2分の1で、上限額は100万円(税込み)となります。
補助金申請期間は、令和2年6月12日~10月末日、必要書類等はHPに掲載されています。申請先は、(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会で、平日9:30~12:00、13:00~16:30に電話での問い合わせ対応も行っています。
(詳細は→https://www.jashcon-age.or.jp/)
申請の翌月に審査が行われ、交付決定が行われた案件については交付決定通知が送付されますが、交付決定日以前に支払った費用は補助対象となりません。また、安全衛生対策のための機器等をローンで購入した場合やリースの場合は、補助の対象外となりますので、ご注意ください。