遺言書は作成した方がいいのですか?

2016年 02月12日

Q7
遺言書は作成した方がいいのでしょうか?
作成した場合には遺言書通りに遺産は相続されるんでしょうか?

 

A7
遺言書を作成するメリットとしては被相続人が自分の財産を相続させることにつき自らの意思を反映させることができるので,相続人の負担を減らすことができるということがあります。
なぜなら遺言書がない場合には相続人全員で,誰に何をどの割合で相続させるか話し合う,いわゆる遺産分割協議を行う必要があります。
この遺産分割協議は相続人同士が揉めることが少なくありません。
きちんとした遺言書を作成しておくことで上記のような残されたご遺族の負担を減らすことができます。

なお,相続人全員が同意すれば 遺言書と異なる分割をすることも可能です。
また,遺留分という,遺言書の内容と関わらず一定の相続人が最低限相続できる財産があります。
そのため必ずしも遺言書通りに資産が相続されるとは限りません。

 

Q8
遺言書にはどんな種類かあるのですか?

 

A8
遺言書には次の3種類があります。

 

①自筆証書遺言

自筆証書遺言による場合には、遺言者がその全文、日付および氏名を自筆し、押印しければなりません。
したがって、自筆証書遺言は、すべてを自筆で作成する必要があり、パソコンやタイプライターによるものは無効です。
費用も掛からず、遺言の存在・内容を秘密にすることができます。

 

②公正証書遺言

公正証書遺言とは,公証人に作成してもらう遺言のことです。最も確実な遺言書です。
2人以上の証人の立ち会いが必要ですので時間もお金も掛かります。
証人には遺言の内容は知られてしまうことになります。
一方で公証人が作成するものなので無効になる可能性は低いです。

 

③秘密証書遺言

秘密証書遺言とは遺言の内容を秘密にしたまま、「存在」のみを証明してもらう遺言のことです。
遺言書を作成し公証人に存在のみを証明してもらいます。
内容を秘密にすることはできますが、公証人に内容を確認してもらってないので、
実は、法律的に遺言書としての要件を欠いており遺言書として無効になってしまう場合もあります。

 

以上から遺言書にはメリット、デメリットがございますので作成の際には専門家に相談することをお勧めします。